森永製菓|おっとっトランプ
こどもが学ぶ、親も楽しい、新感覚トランプ

しばたあき さんによる投稿 2016年7月23日

しばた あき

公式キュレーター

広告代理店のコピーライター・コンサルタントを経て、長男が小学生になったことをきっかけに「壬生まなびべや」を開室。子どもたちが自分の興味を広げながら楽しく学べる場所をつくるべく奮闘中。京都市在住、4児の母。

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ちびっこから大人まで、みんなで楽しめる。

遊び方がたくさん!なかなか飽きません。

おっとっトランプ

みんな大好きなおっとっとのトランプがあるらしい……?!楽しく学べて、しかも美味しい「おっとっトランプ」が我が家にやってきました。7歳・3歳・2歳・0歳の子どもたちは興味津々。箱を開けるやいなや、カラフルな海のいきものが描かれたカードに飛びつきます。

おっとっトランプについている冊子「あそびかた50」には、なんと50種類(「ぎょじゅっしゅるい」と読むそうですよ!)もの遊び方が載っています。その中から、さっそく「FISH HEAD」というゲームをすることに。

おっとっトランプ

おでこにつけたカードで相手と競います。自分のカードが何か見てはいけないので、まわりの反応を伺いながら……全長・卵数・寿命・水深の中からバトルテーマを選んでいざ勝負!3歳・2歳の妹たちが退屈せず、しかも小学生のお兄ちゃんも楽しめるように少しルールを変えながら、カードを全て使い切るまで遊びました。

おっとっトランプ

小さな子どもたちは、単純に同じマークのカードを集めるだけでも楽しめます。カードをバラバラに並べて「ペンギンあつめよー!」「ウニあつめよー!」と言うといっしょうけんめい絵を見ながら探します。

子どもからも自然に新しい遊び方のアイディアが出てくるので、普通のトランプゲームでは仲間に入れない乳幼児も一緒に楽しむことができます。

楽しく豊かな学びが詰まっている!

バラエティ豊かな海のいきものの生態を、遊びながら覚えよう。

おっとっトランプ

13種族×4種類の海のいきものが登場するおっとっトランプ。普段は「カニ」「ペンギン」と一括りにしているいきものにも種類があって、それぞれ違った特徴を持っている。小さな子どもにとってはこれだけでも1つの学びになります。しかも、その特徴が読めば読むほどおもしろい。

普通の図鑑を読んでとせがまれるとたいがい途中で眠たくなってくる私でも、「こいつすごいなぁ」「ヒメイカちっちゃー!」と一緒になって盛り上がってしまいました。よし勉強はじめるぞ、と気合を入れて机に向かうのではなく、遊びの延長線上で楽しく学べる。こんなありがたいことはありません。

おっとっトランプ

子どもたちがまず食いついたのは、「卵数」。サクラエビ2000粒、トビイカ50万粒。このあたりはまだ予想の範囲内のようですが、メバチ700万粒のあたりから目の色が変わってきます。

そしてついに登場、マンボウの卵数はなんと3億粒!子どもたちは「えぇぇぇ〜!!!さんおく〜〜!?」「さんおくってどんだけ?」と大興奮!大人の私も驚いたのですが、海のいきものの生態は実にバラエティに富んでいます。プリプリの身がたまらないアメリカンロブスターが、そんなに長生きするなんて。

「不明」だらけの図鑑は、読めば読むほどおもしろい!

おっとっトランプ

生態データに「不明」という記載が多いのも、良い勉強になります。小2の息子は「なんでわからへんの?」と海の中に想像をめぐらせていました。全長3mのウシマンボウは卵数も寿命も水深も不明。まだまだ海の中には人間の知らない世界が広がっているという事実に、子どもたちはいっそう興味を掻き立てられるのではないでしょうか。

付属の「なかま図鑑」にはクスッと笑えたり「えぇっ」と驚いてしまう小ネタが満載で、これを読むだけでも十分楽しめます。これだけ中身が充実しているのにデザインもすっきりと可愛らしい、おっとっトランプ。

きっと何人もの専門家とクリエイターとの激闘の末に完成した商品に違いない……!とワクワクしながら、おっとっトランプの生みの親、森永製菓株式会社 新領域創造事業部の金丸さんにお話を伺いました。小学生の娘さんを育てながら仕事に励んでおられる金丸さん。日本の教育に対する思いもたくさん語ってくださいました。

なんでお菓子メーカーがトランプを作ったんですか?

新領域創造事業部の金丸さん

子どもは好奇心のかたまり。楽しく学べる機会を作りたい。

お菓子を食べるとhappyな気持ちになりますよね。お菓子の力を使って、子どもたちの興味や好奇心を引き出して楽しく学べるものを作りたかったんです。

日本の偏差値重視の詰め込み教育は実は特殊で、世界の国々では子どもの自主的な興味関心を重視する教育がなされています。大学入試の形態など徐々に変化は起こっていますが、詰め込み教育で子どもたちがもともと持っているすごいパワーが潰されているような気がして……。

新しい、違うかたちの学びを提案していきたいです。日本人はすっごく真面目なので、皆がもっと「楽しい」という気持ちを大切にした方がいいのに!とよく思います。

2014年にはJAXAさんにご協力いただいて、「おかしな自由研究」という宇宙をテーマにした商品を作りました。今回は小学生だけでなく幼児から大人まで楽しめるものにしたいと思い、おっとっトランプの企画がスタート。

一般的な図鑑と同じような内容ではおもしろくないので、各生物について調べ尽くした中から子どもが喜んでくれそうな情報をピックアップしていきました。

身近だけれど奥が深い、海の世界。

専門家の先生方とクリエイター陣の完成までのやり取りは、想像以上に濃密でした。

「このイラストのヒゲの位置が……」「厳密に言うと全長というのは……」といったマニアックな会話が激しく飛び交うのを、呆然と眺める私。

皆さんもうおっとっトランプの世界に夢中になっていて、止められなかったですね。じっくり遊んでいただくと、色々なところで新しい発見をしていただけると思います。

開発風景

海の世界って、宇宙よりもわかっていないことが多いそうです。専門家の方々のお話を聞いて、避けて通るのは不可能なくらい「不明」だらけだということがわかりました。おっとっとがきっかけで将来魚博士になる子が出てきたりして……そうなったらすっごく嬉しいです!

難しそうに見えるゲームでもやってみるとかなりおもしろかったりするので、ぜひ色々試してみてほしいです。「子どもと一緒に遊んだよ〜」と言ってもらえると、本当に嬉しいです。

親子で一緒に遊ぶきっかけに。

親の笑顔は子どもの心の栄養。

おっとっトランプ

20代の頃に森永製菓主催の無人島キャンプを担当し、小学生やスタッフとの関わりの中で「真の教育って何だろう、豊かな人生ってなんだろう」と考えるようになったという金丸さん。これからも子どもの好奇心を育てる企画を考えていきたいとおっしゃっていました。

それから、「お母さんたち、お菓子をあんまり”わるもの”にしないでください〜!食べ過ぎはよくないけれど、お菓子を食べるとき、子どもたちは笑顔でいっぱい。お菓子が『楽しい』『嬉しい』という気持ちを生んでくれるんです。」とも。この言葉はとても心に残りました。確かに、自分は甘いものが大好きなくせに、子どもにおやつをねだられると眉間にシワを寄せてしまっているなぁ……と。

いつも家事や仕事で忙しいお父さん・お母さんが、いっぱい一緒に遊んでくれた。一緒におっとっとを食べておいしかった。それだけで子どもにとってはお出かけやお買い物と同じくらい、もしかしたらそれ以上に嬉しいできごとになります。

おっとっトランプ

親の笑顔は子どもの心の栄養。日本社会では親になると特に「自分が楽しむ」ことがネガティブに捉えられがちですが、私は親が楽しむこと・笑うことは子どもにとっても大切なことだと思います。

家事をしたり叱ったりすることも必要だけれど、彼らの笑顔に私たちが元気づけられるのと同じように、子どもたちはお父さん・お母さんの笑顔から力を得ています。ぜひ、おっとっトランプを囲んで家族で楽しいひとときを過ごしてください。