もうすぐ父の日がやってきます。
母の日に比べ、なぜか影が薄い(?)と言われることがある父の日。
母の日のカーネーションのように固定イメージがないのもあるのか、プレゼントや過ごし方なども、ご家庭によってかなり様々になるかと思います。
かくいう我が家も、父の日はまだ考え中・・・
5歳になった息子に、アイデアを募ります。
「父の日がくるね。何しようか?」
「ちちのひ?ちちのひって、なんにち?」
「今年は18日の日曜日だね」
「あ!そのひは、ようちえんの、さんかんびだよ」
!
そうでした。
息子が通う幼稚園、ちょうど父の日に参観日があるんです。
去年も確かそうでした。
日曜参観なのもあり、お父さんやお母さん、場合によってはおじいちゃん・おばあちゃんまで参観に来る家族も見られた、賑やかな一日でした。
でも・・・去年は、主人が出張中で、行ったのは私(母親)だけ。
そもそも普段からお父さんは仕事で忙しく、朝は早いし夜は遅い、休日出勤も頻繁にあります。
なかなか、一緒に遊ぶことも少ないのが現状です。
「さんかんび、おかあさんくる?」
「うん、お母さんは行くよ」
「おとうさんは?」
「うーん。ちょっと分からないけど、また聞いてみようね」
「うん!」
息子は、お父さんが大好き。「おこるとこわい」とは言うけれど。
一緒に過ごせる時間を大事にしているのが分かる。
「おとうさん、きてくれるかなぁ。そのひ、おしごとおやすみかなぁ」
「そうだね、お休みならいいね」
「そしたらちちのひ、あさごはんも、いっしょにたべて、いっしょにようちえん、いけるね」
にっこり笑って言う息子。
そうか。
朝ご飯、かぁ。
お父さんとは出勤時間帯が違うため、朝ご飯はいつも別々です。
息子にとっては「朝ご飯をお父さんと食べる」ことは、とても貴重で、珍しいことなんだ。
私は「お父さんに何をプレゼントしよう」「何を用意しよう」と考えていたけれど、与えるばかりがプレゼントではないのかもしれない。
「お父さんと一緒に朝ご飯を食べたい」
「手をつないで幼稚園に行きたい」
「一緒にいたい」
そんな時間を過ごせることが、息子にとっても、父親にとっても、大事な大事なことなのかもしれません。
ちなみにその日の夜、主人に18日の予定を尋ねたところ
「今のところ休みだから、参観日に行こうか」
とのこと。
肝心の父の日のプレゼントは、まだ何も考えてはいないけれど(笑)それでも「一緒に過ごす」ことを目指して。
家族で朝ご飯を食べて、手をつないで、みんなで幼稚園に行けたらいいな。