京都の夏の風物詩である祇園祭。
その一郭で、『manma 四季の離乳食』が売られていたのはご存じでしょうか。
実は「こどもと行こう!祗園祭」プロジェクトに賛同したはたけのみかたさんが、こどもステーションのためにmanmaを用意されたのです。
祇園祭と離乳食。おそらく前例にないことだと思いますが、「こどもと祇園祭に行く」うえで、離乳食期のこどもたちの食べ物はとても大切です。
この取り組みが実現した裏話を、はたけのみかた代表の武村さんに伺いました。
◆祇園祭に離乳食を。「何か力になりたい」という想い
― 今回の取り組みが始まったきっかけを教えてください。
●武村さん:「こどもと行こう!祇園祭」プロジェクト実行メンバーであるコドモト山本さんから、キックオフイベントにお誘いいただいたのがきっかけです。
残念ながらイベントには参加出来なかったのですが、何か力になれないか?と思い。そこでこちらから、当日にmanmaを販売するのはどうでしょう、とご提案しました。
― そうだったんですね。元々、山本さんとはお知り合いだったんですか?
●武村さん:はい、以前「赤ちゃんといこう!京都おでかけ手帖」に掲載させていただいた時からです。日頃manmaの商品開発でお世話になっている京家さんからのご紹介でした。
ちょうど同時期、オヤノミカタ松井さんからも、おでかけ手帖さんをご紹介いただいたタイミングでした。その後、オヤノミカタマルシェでもご一緒しています。
今回のことをご提案したら「是非!」とご快諾いただけて、実現に至りました。
― 素敵ですね。赤ちゃんと祇園祭に行くとき、こどもステーションに離乳食が売られていたら、親としては嬉しいでしょうね。
●武村さん:そうですね、お役に立てていたらいいなと思います。
私も祇園祭には何度も行っていますが、本当に暑くて人混みは凄いし、こどもと行くにはまだまだ安全とは言えないと思います。そんな中で離乳食を持ち歩くとなると大変ですし、食べる場所もないし、手作りだと暑さによる傷みも心配です。
でも、祇園祭にこどもと一緒にでかけることは、親子にとってとても大切な思い出になるはずです。その思い出作りのサポートが出来ていたなら、とても嬉しいです。
◆必要とされるものに直球。だから、想いが周りを動かす
― 「こどもと行こう!祇園祭」山本さんの行動力と、「親の役に立ちたい」というはたけのみかたさんの想いが見事に重なったのですね。
●武村さん:はい、「こどもと行こう!祇園祭」は、本当に素晴らしい取り組みだと思います。
コドモトさんをはじめ、アクションする親たちは、本当に「何かのために」となった時の行動が本当に早いと思います。
きっとそれは当事者だからなんだろうと思います。
― なるほど、強い当事者意識ということですね。
●武村さん:こどものいる親だから、困りごとが分かる。だから「必要とされるものに直球」なのかなと思います。
こどもを想う気持ちが、1人のものでなく2人のものに、2人のものでなくもっと大勢のものに…と広がっていって、本当にたくさんの方を巻き込んだ大きな力へ。そして本当にたくさんの方のためにと輪が大きくなる様子は、本当に感動的で、ドラマだなと思います。
― ドラマチックですね。この輪が、ますます広がっていくといいですね。
●武村さん:そうですね、私もその一部になりたいですし、私ももっと頑張らなくちゃなと思います。
「こどもと祇園祭に行きたい」
「こどもと気軽におでかけしたい」
「そんな親たちを、応援したい」
そういった何気ない、でも素直な想いが原動力となり、結びついて、新しい展開につながっていくのかもしれません。
武村さん、ありがとうございました!
暑い夏におでかけする親たちを支える取り組みやアイテムが、ますます増えていけばいいなと思います。