運営メンバーの渡辺です。
「こどもがアトピーで困っている」という方、いらっしゃると思います。
それでなくても、敏感肌や乾燥肌で、体にポツポツと発疹ができるとか、かゆくてかきむしるということもあるのではないでしょうか。
こどもだと尚更、かわいそう。
「ああ、かわってあげたい・・・!」と思うほど。
でも、木村石鹸さんのSOMALIでお洗濯をすると、「あんまりかゆくならない」「アトピーが和らいだ」ということがあるそうです。
(以下はレビューの一部です。ただし感想には個人差があります)
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このレビューをいただいたとき、「これって結構凄いことでは」と思いました。
アトピーといえば、薬を塗る、病院に通うといった対処療法のイメージがあります。それに対して「洗剤を変える」という、ライフスタイルからのアプローチ。
もし、これでこどもの悩みが少しでも楽になるなら、親の心も少しだけ、軽くなるのではないでしょうか。
とはいえ。
これって、どういう仕組みでこうなるんでしょう?
「洗剤を変えたらアトピーが和らぐ」なんて現象、本当に起こりえるのでしょうか?
こんなときは、メーカーさんに直接お聞きするのが一番!
木村石鹸の木村さん、教えてください!
【オヤノギモン×木村石鹸】アトピー・乾燥肌と「お洗濯の仕方」「洗剤・柔軟剤」に関する、とってもためになるお話。
Q.SOMALIの洗濯用液体石けんをお使いの方が、「こどもの痒みが落ち着いてきた」というレビューをくださいました。これって、どういう理屈でこうなるんでしょうか?
A.それはSOMALIの成分だけでなく、柔軟剤の使用を含めた「お洗濯の方法」が関係していると考えられます。
まずSOMALIシリーズは、純石鹸と植物由来成分、天然ミネラル由来成分のみで作られた洗剤です。市販の洗剤にあるような合成界面活性剤や防腐剤といった成分は一切入れていません。
化粧品に求められるような高いグレードを洗剤に求めたものがSOMALIなんです。
だから一般的な洗剤に比べ、肌への影響が少ないということがあると思います。
ただ、お洗濯洗剤と肌荒れの関係性を考えるとき、単に洗剤と手肌が直接触れる場合だけでなく「すすぎ残し」にも着目する必要があります。
たとえば、
1)お洗濯したときの洗剤や柔軟剤が「すすぎ残し」として衣類に残る
↓
2)洗剤成分が残った衣類を着る
↓
3)衣類を通して肌への刺激となる(特に合成界面活性剤を使用していると肌に浸透しやすい)
上記のような、衣類を通した刺激です。
一般的なお洗濯洗剤に使われる合成界面活性剤は、繊維の中に浸透していくものを人工的に作っているものですので、衣類に残留すると肌にも浸透しやすくなることがあります。
そして昨今の衣類での洗濯で、より留意すべきなのは「柔軟剤」の方です。
Q.「柔軟剤」ですか?ふわふわになったり、いい香りがしたりして、好んで使われる方は多いと思いますが。
A.洗濯洗剤は「洗い流す」もの。柔軟剤は「あえて衣類に成分を残す」もの。そもそもの前提が異なります。
柔軟剤は、衣類に香りも含めて、柔軟効果を出すための化学物質を残します。「カチオン界面活性剤」というものです。
これは、そもそも「除菌」や「殺菌」に使われる化学薬品で、皮膚への刺激性は、洗濯洗剤に使われる界面活性剤などに比べると何倍も高いものです。
かつ、柔軟剤は、カチオン界面活性剤を衣類に付着させることで、衣類の通気性をそこなわせてしまいます。
「吸水性の高いタオルを柔軟剤入りで洗濯すると、ふっくら仕上がったけど、全然吸水してくれなくなった!」というような話がありますが、当たり前で、それは柔軟剤でコーティングしてしまっているからです。
肌着などがとくにそうですが、通気性が損なわれてしまうと、汗を吸いにくくなります。すると、蒸れやすくなって、かゆくなったりするんですね。
アトピーの方は、病院で皮膚科などに通われたときに、お医者様から「石鹸を使うように」「柔軟剤の使用は控えて」と言われることがあります。
それは、石鹸の安全性や肌への影響は、長い歴史の中で研究され、実利用の中で検証されてきているので、もっとも無難であること。そして、柔軟効果を持たせる成分は、皮膚には比較的、刺激性の強い物質が使われていたり、衣類の通気性を損なわせたりすることがある、ということなんだと思います。
ちなみにSOMALIは、純石けんに必要な成分だけを使用して作られた「液体石けん」です。石鹸をお医者様に勧められたとしても、粉石鹸などは逆に石鹸カスが残る、つまり「すすぎ残し」が心配になることがありますが、SOMALIは純石鹸を液状にしてあり、石鹸カスが残りにくく、水の力で十分にすすぎ落とせるよう開発しています。
アトピーや敏感肌の方だけでなく、生まれたての赤ちゃんの衣類でも安心して使用していただけるのは、そういった訳です。
Q.なるほど・・・!成分だけでなく、「すすぎ残し」が厄介なんですね。柔軟剤は「あえて残す」という視点も目からウロコ。使い方を考える必要がありそうです。
「こどもがアトピーで困っている」という友人に教えてあげたいです!お洗濯の仕方も、SOMALIも。プレゼントしたら喜ばれそう。
A. 基本的には安心してオススメできます。特に市販品で満足していない、小さいお子さんなどがいて出来るかぎり人体に影響のある化学物質などを使いたくないという方ほど、一度使っていただきたいと思っています。
SOMALIは、「どんな人にも満足いただける」という商品とはまた違います。
市販の洗剤で満足されている方にとっては、もしかしたら満足いただけない点もあると私たちは考えています。
けれど手荒れに悩まれている方、化学物質過敏症やアトピーなどに悩まれている方には、SOMALIシリーズを選択肢のひとつとしてお考えいただきたいです。
特に生まれたばかりの赤ちゃんがいるご家庭、お子様の肌が弱いという親御さんにも教えていただけると喜ばれるのではないでしょうか。
プレゼントだと、今使用されているものがお気に入りであるとか、そういうこともあるでしょう。確認いただくのが良いかもしれません。
もしお肌のことに困っておられて、洗濯洗剤は一般的な洗剤を使っているということであれば、肌に問題を引き起こしているものが合成界面活性剤である可能性は否定できないので、SOMALIをお使いいただくのも1つかと思います。
なるほど~~~
すっごく、勉強になりました!
「なぜ洗剤をSOMALIに変えると変化があったのか」について、まとめると、
SOMALIを使う
↓
肌にやさしい品質である、水で落ちやすい「液体石けん」である
↓
すすぎ残しが少なく、衣類を通した肌への刺激が和らいだ(という可能性)
ということになるかなと思います。
特に、今回のお話で個人的に勉強になったのが
●柔軟剤は「あえて衣類に成分を残す」もの(だからお肌に影響が出る場合もある)
という点!
「ふわふわタオルは、肌にやさしそう!」という単純なイメージと、化学物質による肌への刺激の点から見た事実とは、また見方が変わるんだということを教えていただきました。
なお、SOMALIがオススメな人・プレゼントすると喜ばれる方は、
◎アトピー、乾燥肌、敏感肌、化学物質過敏な人
◎赤ちゃん、こどもがいる家庭
上記のような方。
こどもは、洗剤を選べません。
毎日何の疑いもなく、衣類に袖を通し、ふわふわのタオルに嬉しそうに顔を埋めます。
親である私たちが、何が最適かを判断・選択し、日々使用するものを決める必要があるなと感じました。
木村石鹸の木村さん、お忙しい中ありがとうございました!
また気になることがあれば、親の皆様に代わってメーカーさんにお尋ねします。
お気軽にオヤノミカタまでご質問ください^^