掃除用品や洗剤を買う時、私はいつも成分表の「界面活性剤」を気にしていました。エコ意識の強い母親に育てられたせいか、なんとなくからだに良くない気がしてなるべく避けるようにしてきた界面活性剤。でも、その正体はなんなのか、本当にからだに悪いのか?よくよく考えてみると、詳しいことは何も知りませんでした。
ちょっとしたキッカケでSOMALIの洗濯洗剤を使うようになって、まず私が驚いたことは、石鹸と界面活性剤のこと。
よく勘違いされる方もいらっしゃいますが、「石鹸」も「界面活性剤」です。
家庭用品品質法においては、界面活性剤は「石鹸」と「石鹸でないもの」に分けられており、「石鹸でないもの」を一般的に「合成界面活性剤」と呼んでいます。(SOMALI公式サイトより抜粋)
石鹸というと、なんとなく安心できるイメージがあります。となると、界面活性剤は大丈夫だけど、合成界面活性剤がキケン……?
こういう安全か危険かという判断は、本当に難しいですよね。SNSからは色んな情報が流れてくるし、googleで検索しても「◯◯の危険性」の次に「◯◯批判はデマ!」みたいな記事が出てきたりします。どの情報が信頼できるものなのか、正直なところ私たちには判断ができません。
毎日使うものはなるべく信頼できるメーカーの商品を使いたい。そう思って、わが家では数年前から木村石鹸さんがつくるSOMALIの洗濯用洗剤を使っています。
洗剤の中には、成分表に書いていないものが入っている?!
先日のオヤノミカタ交流会で、木村社長にお会いすることができました。詰替用の5Lパックを常備するほどのヘビーユーザーなので、まずは日々のお礼を。本当にお世話になっております。
若干緊張しながらお声がけしたのですが、お写真の印象以上に気さくな方で、色々とお話を聞かせていただきました。
そして、ここでもまた驚きの事実が。多くの場合、洗剤の中には成分表に書いていないモノが入っているんだそうです。
「今の法律では、洗顔料や化粧品は全成分表示が義務付けられているのに、台所用洗剤・洗濯用洗剤は規定量より少ない成分については記載義務がありません。でも、化学成分の中には微量でも影響が大きいものもあるんです。」と、木村社長。近い将来、表示義務ができるのではないか……というお話でした。
もちろん市販の商品全てが危険なわけではないですし、気にしすぎもよくないと思うのですが、やっぱり気になってしまう……そこでまずは、石鹸と合成界面活性剤の違いを教えていただきました。
石鹸は安心だけど、汚れがちゃんと落ちるの?
原料も製造方法も化学構造も全く違う、石鹸と合成界面活性剤。その一番の違いは、“水によって作用が薄まるかどうか” だそうです。石鹸は水に溶けると界面活性作用が薄まるため、洗い物による手荒れや川の生き物への影響が少ないとのこと。
でも、石鹸って、あんまり汚れが落ちないイメージがありませんか?詳しく知ると、水とまざっても威力の落ちない合成界面活性剤に比べれば当然だと納得するのですが、私も過去に「石鹸洗剤って全然泡立たへんし、油汚れにはちょっとなぁ……」と思った経験があります。
そこが、大正13年の創業から石鹸を作り続けてこられた木村石鹸さんの腕の見せどころ。手作業で行う窯焚き製法で、洗浄力、溶解性、手肌への刺激、泡立ち、などの様々な視点から石鹸の質を追求されています。職人さんはアルカリの強弱を舌でなめて確かめると聞いて、驚きました。
以前は洗浄力の強さを売りにしている合成洗剤を使っていたのですが、SOMALIを使い始めてから汚れが気になったということはありません。職人さん、すごい……!
安価で洗浄力も高い合成界面活性剤が主流の洗濯業界で、手間暇をおしまず、石鹸の洗浄力を最大限に引き出す方法を考えて作られたSOMALIシリーズ。
- 合成界面活性剤 不使用
- 合成香料 不使用
- 合成着色料 不使用
- 防腐剤 不使用
- 鉱物油 不使用
と全ての製品に明記されています。うちにはアトピーの娘がいるので、毎日安心して洗濯ができるのはSOMALIのおかげ。これからもよろしくお願いします!!